デスクワークでもできる血流改善術|座ったままで体内巡りをリセット
- 日向 凛
- 8月18日
- 読了時間: 3分
更新日:8月25日

現代人の多くが抱える「座りっぱなしの生活」。とくにデスクワーカーは、長時間同じ姿勢で作業することが多く、血流が滞りやすくなる傾向にあります。放っておくと、冷え・むくみ・肩こり・倦怠感などの慢性的な不調を引き起こし、将来的な血管リスクの増加にも繋がることがあります。
しかしご安心ください。座ったままでも、工夫次第で血流を促進することは可能です。この記事では、仕事の合間にできる簡単な血流改善術を、実践しやすいポイントと共にご紹介します。
なぜデスクワークが血流を悪化させるのか?
主な原因は以下の3つです。
1. 長時間同じ姿勢
姿勢が固定されると、筋肉の動きが減り、血液が循環しにくくなります。特に下半身の血流が滞りやすく、むくみや冷えの原因に。
2. 姿勢の崩れ
前かがみや猫背の姿勢は、胸や腹部を圧迫し、内臓の血流や呼吸機能にも影響します。慢性的な肩こりや頭痛にもつながります。
3. 目の酷使と交感神経の緊張
PC作業に集中していると交感神経が過剰に働き、血管が収縮して血流が悪くなることがあります。
デスクでできる血流改善法7選
① 足首回し・かかとの上げ下げ
イスに座ったままでできる簡単な運動。第二の心臓=ふくらはぎを刺激することで、下半身の血流が改善されます。
両足を浮かせて足首を10回ずつ回す
かかとを10回上下に上げ下げ
② 肩甲骨を動かすストレッチ
デスク作業で硬くなりがちな肩まわりの筋肉をゆるめましょう。
背筋を伸ばして、両腕を大きく後ろ回し(10回)
両肩を耳に近づけるように上げて、ストンと落とす(5回)
③ 腰のねじり運動
血行不良の原因になりがちな腰まわりもリセット。
両手を腰に当て、背筋を伸ばして、上半身を左右にひねる(各5回)
④ 背伸び+深呼吸
1時間に1回、手を大きく伸ばして呼吸を整えることで、交感神経の緊張を緩和します。
立てる場合は立ち上がって、背伸び+深呼吸3回
座ったままでも手を上げてゆっくり呼吸するだけでOK
⑤ 首のストレッチ
スマホ首やPC首による血流障害の予防に。
首を左右にゆっくり倒す(各5秒キープ×3セット)
首を回すときは、力を入れすぎずゆっくり
⑥ 水分補給とトイレでの立ち歩き
水分不足は血液のドロドロ化の原因に。意識的にこまめな水分補給を。
1時間に1回、トイレ休憩を兼ねて立ち上がる
マグカップでこまめに白湯やお茶を飲む
⑦ 簡易フットレストの活用
足を少し高くすると、ふくらはぎの圧迫を和らげ、血流改善に効果的です。
書籍やクッションを使って簡易台を設置
膝が股関節より少し下にくる高さが理想
環境を整えることも大切
デスクワーク中の椅子・机・PCの高さの見直しも血流ケアには重要です。
椅子の高さ:足裏が床につき、膝が90度になる高さ
机の高さ:肘を自然に置けて肩が上がらない高さ
モニターの位置:目線より少し下が理想
姿勢が整うことで、血流だけでなく集中力や疲労軽減にもつながります。
血流改善はパフォーマンス向上にも
仕事中の「集中力が続かない」「頭がぼんやりする」「肩や目がつらい」といった不調は、血流の悪さが原因であることも少なくありません。
座ったままでできる血流ケアを日常に取り入れることで、心身のパフォーマンス向上・慢性疲労の予防・生活習慣病の対策にもなります。
まとめ|"ながら"ケアが未来の健康をつくる
「忙しいからケアできない」と思っていた方でも、仕事中に"ながら"でできる血流改善術なら無理なく取り入れられます。
小さなことの積み重ねが、血流だけでなく体全体の健康維持に役立ちます。ぜひ、今日から1つでも試してみてください。


