温熱療法・遠赤外線の血流改善効果とは?体の芯から整えるセルフケア術
- 日向 凛
- 8月24日
- 読了時間: 3分
更新日:8月25日

「手足が冷える」「肩や腰が重だるい」「慢性的な疲労が取れない」そんなお悩み、もしかすると血流の悪さが原因かもしれません。
血行不良は放置しておくと、頭痛・冷え性・むくみだけでなく、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病リスクも高めます。そこで注目されているのが、温熱療法や遠赤外線を活用した血流改善法です。
本記事では、温熱による体への作用と、家庭でも手軽に取り入れられるセルフケアの方法を詳しく解説します。
温熱療法とは?
温熱療法とは、体を深部から温めることで血行を促進し、自然治癒力を引き出す健康法です。整体・鍼灸・物理療法の現場でも幅広く取り入れられており、慢性的な痛みや冷え性、ストレス性の不調に効果が期待されています。
主な効果:
血管が拡張し、血流量が増加
筋肉の緊張を緩和し、コリを軽減
免疫機能・自律神経のバランスを整える
老廃物や疲労物質の排出を促す
リラックス作用によるストレス緩和
遠赤外線とは?なぜ血流改善に良いのか
遠赤外線とは、太陽光の中に含まれる目に見えない熱エネルギーの一種です。特に4〜14μmの波長帯の遠赤外線は「育成光線」とも呼ばれ、人体の細胞と共鳴しやすい性質を持っています。
これにより、体の表面だけでなく深部(内臓・筋肉)までじんわりと温めることが可能です。
血流改善に対する具体的な作用:
血管内皮細胞に刺激を与え、血流を促進
血液粘度を下げ、酸素・栄養の運搬力をアップ
毛細血管の拡張により、冷えやむくみの緩和
血中の乳酸や疲労物質の代謝を促す
遠赤外線サウナ、ヒーター、温熱シートなどに活用され、医療・美容の現場でも採用されています。
家庭でできる!温熱療法の実践方法
① 遠赤外線温熱マット・ヒーターの活用
寝る前やリラックスタイムに使用することで、全身の血行促進と睡眠の質向上が期待できます。
② 電子レンジ式の温熱パッド・あずきカイロ
肩・腰・お腹など、局所的な冷えやコリに最適。日常使いにぴったりです。
③ 半身浴(40℃前後で15〜20分)
心臓に負担をかけずに体を芯から温める定番法。リラックス効果も高く、入浴後は睡眠の質も向上します。
④ 足湯
足先の冷えを和らげ、下半身の血行を促進。アロマオイルを加えると、さらに自律神経ケアにも効果的です。
注意点と効果的な取り入れ方
急性の炎症や発熱時は使用を控える
高温での長時間使用はやけどのリスクあり
持病がある方(心疾患・高血圧など)は医師と相談を
また、温熱療法は継続的に行うことが効果を引き出すカギです。「週に2~3回」「1回20分程度」を目安に、無理のない範囲で生活に取り入れてみましょう。
血流ケア×温熱=巡りの良い体へ
血流がスムーズになることで、私たちの体は次のように変化していきます。
手足がポカポカと温まる
肩・首・腰のこりが和らぐ
顔色や肌ツヤが良くなる
疲れにくく、朝の目覚めもスッキリ
心が落ち着きやすく、ストレスに強くなる
温熱療法や遠赤外線は、まさに体のめぐりを整えるセルフメンテナンス。年齢や体質に関係なく、誰もが取り入れやすい自然なケア方法としておすすめです。
まとめ
温熱療法・遠赤外線を日常に取り入れることは、血流改善だけでなく、心身のバランスを整えることにも繋がります。冷えやこり、疲れにお悩みの方は、まずは「じんわり温める習慣」からはじめてみましょう。
体の内側から温まる感覚を、ぜひ一度体験してみてください。


