血流と睡眠の深い関係|質の良い眠りがめぐりを変える理由
- 日向 凛
- 8月24日
- 読了時間: 3分
更新日:8月25日

「寝ても疲れが取れない」「朝スッキリ起きられない」そんな悩みを抱えていませんか?
実はその原因、血流の悪さにあるかもしれません。逆に、良質な睡眠をとることで血流が整い、体全体の巡りが改善するという相互関係もあるのです。
この記事では、血流と睡眠の関係性、そしてよりよい眠りを得るためにできる習慣をご紹介します。
なぜ「睡眠」が血流に関係しているのか?
人は眠っている間に、心身の回復を行っています。このときに重要な役割を担っているのが「血流」です。
▶ 血流が良いと、睡眠の質が高まる
血液は酸素や栄養を脳や筋肉に運び、老廃物を回収する役割があります。睡眠中、副交感神経が優位になることで、血管が広がり、全身に血液が行き届きやすくなります。
結果として、細胞がしっかりと修復され、**深い眠り(ノンレム睡眠)**が得られやすくなります。
▶ 睡眠の質が悪いと、血流が悪化する
一方、眠りが浅く、交感神経が優位のままだと、血管が収縮して血流が滞りやすくなります。これが肩こりや冷え、代謝の低下、さらには生活習慣病のリスクにも繋がります。
睡眠不足がもたらす血流への悪影響
以下のような症状があれば、睡眠と血流の悪循環に陥っている可能性があります。
手足の冷えがひどい
目覚めてもだるさが残る
肩や首がガチガチにこっている
目の下にクマができやすい
心臓がドキドキして寝つけない
これらはすべて、血行不良による睡眠の質の低下が原因となっている可能性があります。
血流を整えて、睡眠の質を上げる5つの習慣
1. 寝る1時間前に入浴(38~40℃のぬるめ)
副交感神経を活性化し、深部体温を一度上げてから下げることで、眠気が自然に訪れます。これは、血流を促進しながらスムーズな入眠を助ける最適な方法です。
2. 寝室環境を整える(暗く・静かに・快適に)
部屋の温度・湿度、照明、音、寝具など、五感にやさしい空間を整えることで、体がリラックス状態になり、血流も整います。
3. マイナスイオンで自律神経を整える
マイナスイオンには、自律神経の副交感神経を優位に導き、赤血球の凝集を防ぐ作用があります。寝室にマイナスイオン発生器や観葉植物を置くことで、空間からも血流サポートが可能です。
4. カフェインとスマホは寝る2時間前まで
コーヒーやエナジードリンク、スマートフォンからのブルーライトは、交感神経を刺激してしまいます。血管を収縮させ、眠りにくくなる原因に。
5. 寝る前に深呼吸やストレッチ
軽いストレッチや5秒吸って10秒吐く深呼吸で、心拍数と血圧が落ち着き、血流が緩やかに整っていきます。
睡眠中に起こる血流改善のプロセス
眠りには「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」が交互に訪れます。この中でも特にノンレム睡眠時(深い眠り)に血流が活性化され、以下のような作用が働きます。
血管が拡張し、末端まで血液が届く
成長ホルモンが分泌され、血管や細胞が修復される
老廃物や疲労物質の排出が促される
つまり、質の良い睡眠は、血管メンテナンスの時間でもあるのです。
睡眠と血流、どちらも整えると起きる“変化”
朝スッキリ目覚められる
肌の血色が良くなる
頭が冴えて集中力UP
むくみにくくなる
疲れにくくなる
こうした変化は、めぐりの質が変わった証拠です。
まとめ:眠りを整えることは、血流を整えること
血流と睡眠は、互いに支え合うパートナーのような存在です。一方が乱れれば、もう一方も影響を受ける。逆に、どちらかを整えれば、相乗効果で全身が変わっていくのです。
今日からできることは、小さな習慣の見直しから。1日1つでも良いので、ぜひ取り入れてみてください。
深く、あたたかく、流れるような睡眠が、あなたの体と心を整える第一歩になるでしょう。


