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睡眠不足で血流が悪くなる理由|“寝るだけケア”で体のめぐりを改善

  • 執筆者の写真: 日向 凛
    日向 凛
  • 8月24日
  • 読了時間: 4分

更新日:8月25日


就寝中の女性と血管・赤血球

「最近なんだか体がだるい…」「手足が冷える」「肌の調子が悪い」これらの不調、睡眠不足による血流の悪化が関係しているかもしれません。


現代人の多くが悩まされている「睡眠の質の低下」。実は、質の悪い睡眠は“血流”の滞りを引き起こす原因になります。


この記事では、「なぜ睡眠不足が血流を悪くするのか?」その仕組みと、血流を改善するための正しい睡眠習慣について解説します。




睡眠と血流の深い関係

私たちの身体は、眠っている間に血管や血液のメンテナンスを行っています。この時間に、心拍数や血圧が下がり、血管がリラックス状態になって血流がスムーズになるのです。


睡眠中は、特に「副交感神経」が優位になることで、次のような働きが行われます。

  • 血管の拡張

  • 血圧の低下

  • 血液中の老廃物や疲労物質の排出

  • 毛細血管の修復・再生

つまり、睡眠は「血流のリセットタイム」とも言えるのです。




睡眠不足が引き起こす血流の悪化メカニズム

では、睡眠不足が続くと体の中では何が起きているのでしょうか?


1. 自律神経のバランスが乱れる

十分な睡眠が取れないと、交感神経が過剰に働き、血管が収縮します。これにより血流が悪くなり、冷えや疲労感を引き起こします。


2. 成長ホルモンの分泌が減る

深い眠り(ノンレム睡眠)中に分泌される成長ホルモンは、血管の修復や血液成分の生成を担っています。睡眠が浅いと、これらの働きが十分に行われず、毛細血管の再生が妨げられます。


3. 血圧が高くなりやすくなる

睡眠時間が短くなると、日中の血圧が高くなりやすくなることがわかっています。血圧が高い状態が続くと、血管に負担がかかり、血流の質が落ちていきます。


4. 血液がドロドロになる

睡眠不足はストレスホルモン(コルチゾール)を増やします。このホルモンは血糖値や血中脂質を上昇させるため、血液の粘度が上がり血流が悪化します。




睡眠不足によって起こる具体的な体調不良

  • 手足の冷え・しびれ

  • 肌荒れ・くすみ

  • めまい・立ちくらみ

  • 頭痛・集中力低下

  • 心臓への負担増

  • 高血圧・動脈硬化リスクの上昇


これらはすべて「血流が滞っているサイン」です。その原因の一つが、慢性的な睡眠不足である可能性があります。




血流改善のための“良い睡眠習慣”7つのポイント


1. 就寝1時間前にはスマホやPCをオフ

ブルーライトは脳を覚醒させ、メラトニン(眠気を誘うホルモン)の分泌を妨げます。


2. 寝る前に40度未満のお風呂に浸かる

ぬるめのお湯でリラックスすることで副交感神経が優位になり、自然な眠りへと誘導されます。


3. 寝室の温度・湿度を整える

理想は温度18〜22℃、湿度40〜60%。冷えすぎや乾燥は血流にも悪影響を及ぼします。


4. 寝る前のカフェイン・アルコールを控える

カフェインやお酒は、交感神経を刺激して血管を収縮させてしまいます。


5. 目覚めとともに朝日を浴びる

体内時計が整い、自然な睡眠リズムが形成され、血流も安定します。


6. お気に入りのアロマを使う

ラベンダーなど副交感神経を優位にする香りは、入眠をサポートしてくれます。


7. 寝具の見直しも忘れずに

マットレスや枕が体に合っていないと血行不良の原因になります。自分に合ったものを選びましょう。




マイナスイオンと睡眠の質の関係

森林や滝の近くにいると、不思議と心が落ち着いた経験はありませんか?これには「マイナスイオンのリラックス効果」が関係しています。


近年は、自宅でも使えるマイナスイオン発生機器が登場しており、副交感神経を高めて質の良い睡眠環境づくりに貢献しています。




まとめ|“よく寝る”ことが、血流を救う

睡眠不足は、単に「疲れが取れない」だけではありません。血流の滞り→冷え・不調→病気のリスクという悪循環につながるのです。

大切なのは、時間よりも質を意識した睡眠習慣。少しずつでも、睡眠環境を整えることから始めてみてください。

「寝るだけで血流が整う」そんな理想の体づくりは、毎晩の睡眠から始まります。

© 2025 マイナスイオン血流改善Lab

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