夏の脱水による血流悪化を防ぐ方法
- 日向 凛
- 8月24日
- 読了時間: 3分
更新日:8月25日

夏になると、汗を大量にかくことで知らず知らずのうちに「脱水症状」になるリスクが高まります。実はこの脱水状態が、血液の粘度を高め、血流悪化を招く大きな要因の一つです。本記事では、夏場に起こりやすい血流の悪化とその対策について、分かりやすく解説していきます。
脱水が血流に与える影響とは?
脱水とは、体内の水分や電解質が不足した状態です。私たちの血液の約半分は水分で構成されており、脱水状態になると血液がドロドロになりやすくなります。
この結果、以下のような症状やリスクが生じます。
血圧の低下や不安定さ
めまい・立ちくらみ
冷えや手足のしびれ
脳梗塞・心筋梗塞などの重篤な疾患の引き金
高齢者や小さなお子様、運動習慣のある人、屋外で働く人は特に注意が必要です。
特に注意したい「隠れ脱水」
「喉が渇いていない=脱水ではない」と思い込んでいる方も多いですが、実際には喉の渇きを感じる前にすでに脱水が始まっているケースがあります。これを「隠れ脱水」と呼びます。
下記のようなサインは、隠れ脱水の可能性を示しています:
尿の色が濃くなる
唇が乾燥してカサつく
集中力が落ちる
体がだるく感じる
血流悪化を防ぐ!夏の脱水対策5選
① こまめな水分補給(1日1.5~2Lを目安に)一度にたくさん飲むのではなく、コップ1杯ずつを数回に分けて摂取するのがポイント。常温または少し冷たい水がベストです。
② 電解質バランスを意識した飲み物ただの水ではなく、ナトリウム・カリウムなどの電解質が含まれる経口補水液やスポーツドリンクを活用しましょう。カフェインやアルコールは利尿作用があるため注意が必要です。
③ 食事からの水分補給も大切野菜や果物(きゅうり、スイカ、トマト、梨など)を積極的に摂ることで、体内の水分量を自然に増やすことができます。
④ 室内環境の調整高温多湿の環境は脱水を助長します。エアコンや除湿機を適切に活用し、室内でも汗をかきすぎない環境づくりを。
⑤ 運動前後の水分補給は必須ウォーキングやヨガなど軽い運動の前後には、しっかりと水分を摂取しましょう。運動中は1時間ごとに200~500mlを目安に。
血流を良好に保つ習慣も取り入れよう
脱水を防ぐだけでなく、血流自体をサポートする生活習慣も重要です。
起床後すぐにコップ一杯の水を飲む
就寝前にも軽く水分補給
マッサージやストレッチで血行促進
マイナスイオンや遠赤外線を活用した家庭用健康機器の利用
特にマイナスイオンは、自律神経のバランスを整え、血流改善のサポートになると言われています。
おわりに
夏の脱水は、自覚症状がなくても血流に大きな影響を与えます。こまめな水分補給、食事・環境の見直しを習慣化し、血流を悪化させない生活を心がけましょう。
血流改善は「特別なこと」ではなく、「日々の積み重ね」が鍵です。ぜひ、今日からできる対策を実践してみてください。


