血液ドロドロの原因と今すぐできる対策
- 日向 凛
- 8月17日
- 読了時間: 4分
更新日:8月25日

現代人に増えている“血液ドロドロ”の状態。医学的には「高粘稠度血症(こうねんちょうどけっしょう)」と呼ばれ、血液が粘り気を帯びて流れにくくなっている状態を指します。
この状態が続くと、動脈硬化・高血圧・脳梗塞・心筋梗塞など、重大な病気のリスクが高まります。
しかし、血液の状態は日々の生活習慣によって大きく左右されるため、“今すぐ”にでも改善の第一歩を踏み出すことができます。
本記事では、血液がドロドロになる原因と、その対策についてわかりやすく解説し、さらに近年注目されている「マイナスイオン」によるサポートの可能性についても取り上げます。
血液がドロドロになる主な原因
血液の粘度が上がる要因は、私たちの日常生活の中に潜んでいます。主な原因は以下の通りです:
水分不足 血液の約50%以上は水分です。脱水状態では血液が濃縮され、粘度が高まります。特に夏場や加齢による喉の渇きの鈍化により、水分摂取が足りない人が多い傾向にあります。
脂質の多い食事 動物性脂肪や加工食品、トランス脂肪酸の過剰摂取は、血中コレステロールや中性脂肪を増加させ、血液の流動性を低下させます。
糖質の過剰摂取 糖分は血糖値を急激に上げ、血管を傷つけ、血液中の脂質代謝を乱します。これが血栓や動脈硬化のリスクを高める原因となります。
運動不足 筋肉の収縮によって血液が心臓に戻るため、運動不足は循環を悪化させ、血液が滞留しやすくなります。
ストレスと自律神経の乱れ 交感神経が過剰に働くと、血管が収縮し、血行不良を招きます。またストレスにより血糖値や血圧が上昇し、血液環境が悪化します。
喫煙・飲酒 タバコは血管を収縮させ、アルコールは一時的に血行を良くしても、長期的には肝機能や代謝機能を弱め、血液粘度を高める可能性があります。
血液をサラサラにする今すぐできる対策
血液ドロドロを改善するには、生活習慣の見直しが基本です。今日からできる具体的な方法を紹介します。
こまめな水分補給 一日を通して、コップ1杯の水をこまめに摂取する習慣をつけましょう。朝起きた時、食事の前後、入浴前後、寝る前などが効果的です。
血液サラサラ食材を摂る
青魚(EPA・DHAが豊富)
納豆(ナットウキナーゼ)
玉ねぎ(硫化アリル)
トマト(リコピン)
緑茶(カテキン)
これらの食材は血小板の凝集を抑え、血栓予防にも効果があるとされています。
軽い運動の習慣化 1日20〜30分のウォーキングやストレッチで、筋肉のポンプ機能が活性化し、血流が改善します。通勤や買い物の際に歩く距離を伸ばすだけでも効果的です。
ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる 入浴によって体温が上がると、血管が拡張し、血液の流れが良くなります。入浴後の水分補給も忘れずに。
ストレスマネジメント 深呼吸・瞑想・趣味の時間を持つなど、自律神経を整えることは、血流改善にも直結します。
マイナスイオン機器の活用 赤血球の凝集を防ぐマイナスイオン機器を使います。水分補給も合わせて行います。
マイナスイオンの活用で血流をサポート
マイナスイオンとは、大気中に存在するマイナスに帯電した微粒子で、森林・滝・渓流などの自然環境に豊富に存在します。これを人工的に発生させる機器も近年増えてきました。
マイナスイオンは、以下の点で血液の流れに好影響をもたらすと期待されています。
忙しい現代人にとって、自然環境に出向くことが難しい場合でも、マイナスイオン機器を活用することで、自宅でリラックスしながら血流をサポートする環境が整えられます。
まとめ
血液がドロドロになる原因は、実は日常生活の小さな習慣に潜んでいます。水分不足、食生活、運動不足、ストレスなど、改善のヒントはすぐ身近にあります。
そして、もう一歩進んだ対策として注目されるのがマイナスイオンの活用です。体にやさしく、自律神経や血管に働きかける自然由来のサポート手段として、今後さらに注目されていくことでしょう。
健康な血液は、健康な人生の土台です。今日から“血液サラサラ生活”を意識して、未来の病気を予防していきましょう。


