糖尿病患者におすすめの低インスリン食
- 日向 凛
- 8月17日
- 読了時間: 2分
更新日:8月25日

糖尿病と診断されたとき、多くの方がまず悩むのが「食事」です。血糖値を安定させるためには、インスリンの分泌を急激に促す食品を避け、低インスリン食を意識することが重要です。今回は、糖尿病患者におすすめの「低インスリン食」について、その基本と実践方法をご紹介します。
低インスリン食とは?
低インスリン食とは、血糖値を急上昇させにくい食品を選び、インスリンの過剰分泌を防ぐ食事法です。インスリンは血糖を細胞に取り込ませるホルモンであり、過剰分泌が続くと膵臓への負担が大きくなり、インスリン抵抗性が高まることがあります。
なぜ糖尿病に良いのか?
糖尿病では、インスリンの分泌不足やインスリンの働きの低下が問題となります。低インスリン食により血糖値の上昇をゆるやかにし、膵臓への負担を軽減することで、病状の進行を防ぐ効果が期待されます。また、インスリン抵抗性の改善にも役立つとされます。
血流改善との関係性
糖尿病が進行すると血流障害(糖尿病性血管症)が起こりやすくなります。低インスリン食は、血糖とインスリンのコントロールを改善し、血管の炎症や動脈硬化リスクを軽減。結果として血流を良好に保つ助けとなるのです。
おすすめの低インスリン食品
全粒穀物(玄米、オートミールなど)
食物繊維が豊富で、血糖値の上昇を抑える。
豆類(大豆、レンズ豆、ひよこ豆など)
タンパク質と食物繊維のバランスが良く、GI値が低め。
野菜(葉野菜、ブロッコリー、アスパラガスなど)
ビタミン・ミネラルが豊富でインスリン感受性を高める。
きのこ類
カロリーが低く、満腹感が得やすい。
魚介類(特に青魚)
良質な脂質(オメガ3)が血管を守り、炎症を抑える。
ナッツ類(アーモンド、くるみなど)
適量ならば良質な脂質とミネラルを摂取できる。
控えたい食品
白米、食パン、うどんなど精製された炭水化物
清涼飲料水や菓子パンなど砂糖を多く含む食品
揚げ物や加工肉(ソーセージ、ベーコンなど)
食事のポイント
食物繊維から先に食べる:血糖値の急上昇を防ぐ
よく噛む:満腹中枢を刺激し、食べ過ぎを防ぐ
間食を控える:インスリンの分泌回数を減らす
まとめ
糖尿病と血流障害には密接な関係があります。低インスリン食を日常に取り入れることで、血糖値の安定と血流の改善の両方を目指すことが可能です。マイナスイオンとの組み合わせによるリラックス効果や自律神経の調整も併せて取り入れると、より健康的な体質づくりに繋がるでしょう。


